グローバルニュートラルエネルギー研究機構(GR/EEN)
設立記念シンポジウムを開催

2025年12月16日 万博体育app_万博体育彩票【投注官网】

 令和7年12月3日(水)、山梨大学の新たなグリーン水素研究ハブとなる「グローバルニュートラルエネルギー研究機構(Global Research Institution of Energy and Environmental Neutrality、GR/EEN)」の設立を記念したシンポジウムを、大村智記念学術館大村記念ホールにおいて開催しました。文部科学省、日本学術振興会、山梨県、ドイツ大使館の来賓をはじめ、国内外から61名の関係者が参加しました。
 宮尾敏広教授(ゼロエミッションみらい研究センター長)によるGR/EENの取り組み紹介では、日本有数のグリーン水素研究を世界トップレベルに上げるための卓越研究員制度や支援人材の拡充、海外大学との連携による国際共同研究の促進、山梨県における産学官金連携や福島大学との連携を通じた水素社会形成の促進、最先端の研究機器?設備の導入、そして将来のカーボンニュートラル社会を担う人材育成の強化について発表しました。
 基調講演では、ハンブルグ大学のMehtap Oezaslan教授がヨーロッパにおける水素社会実現に向けた研究開発と政策、福島大学の宗像鉄雄教授が日本の水素?エネルギー関連技術開発の歴史と今後の計画について講演しました。講演後にはパネルディスカッションが行われ、日本?ドイツ?カナダ?米国?マレーシアの大学や企業に所属する研究者が、国際連携と産学連携を通じた共同研究の発展について議論しました。
 本シンポジウムを通じて、GR/EENを地域?日本?世界をつなぐ研究機構に発展させるとともに、国内外の研究者およびステークホルダーが団結して持続可能なグリーン水素社会実現に向けた目標を共有しました。本学は、文部科学省「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の支援を受けながら、研究力強化とイノベーション創出に向けて、パートナーシップを拡充していきます。